ゴルフから人の輪が広がる

2004年からスタートしていた自身のゴルファーサポートは、当時独学が主体でした。おそらく、国内でゴルファーをサポートする方は、何かの学問をベースに、試行錯誤だったのだと思います。当時お世話になったティーチングプロから「ゴルファーはトレーニングしないほうがいいという話もある」と伺ったことで、時々気持ちの上で行ったり来たりしたものですが、書籍を含み、トレーニング・コンディショニングの得られる情報と医療資格を取得するために学んだ医学や運動学から、ゴルファーの傷害予防とパフォーマンスアップについて、自身の答え探しの旅の途中でした。

2011年8時間×2日(計16時間)のゴルフコンディショニング講習会。

2011年は、中高生から診てきた選手たちが、プロテスト受験期になります。サポートしていくにあたり、「このままの自分でいいのか」という思いから、夜な夜なネットサーフィンをしていました。当時の自分が限界を感じていたのでもなく、大事に育ててきた選手たちの夢が、もう間も無く叶う瞬間に備え、今まで通り少し前を歩き、常に学んでいたい気持ちでした。

そんな時「ゴルフコンディショニングスペシャリスト資格」の情報を見つけます。

どんな方が「ゴルフコンディショニングスペシャリスト」を題した講習会を行えるのか。そこに一番に反応してしまい、受講することになります。この話は、ラジオでも一度話しましたが、講師の岡森さんと出会います。

トレーナーから医療従事者の岡森さん、私は医療従事者からトレーナー。順番は違えど同じ医療従事者であることがわかり、話が弾みました。

その講習会は、定員20名の講習会。驚くことに満員でした。ゴルフコーチ・治療家・メーカー・トレーナーの方が全国から集まります。体系立てて初めて学ぶことになったわけですが、2004年からゴルファーの傷害予防とパフォーマンスアップ への確信が持てた日になり、加速して前進します。

そうできたのは、今思えば仲間ができたからなのかもしれません。

そして岡森さんとの出会いから、日本ゴルフフィットネス協会の法人化に向けて、共に歩むことになります。鷺沼にある「とうふ屋うかい」でゆっくり話をし決断。


出会いから、もう8年になりますが、この間、ゴルフフィットネスに取り組む同志が年々増えていきます。すでにプロサポート実績があるトレーナーもいれば、これからゴルファーのサポートをしたいと考えるもの、子供のために学びたいというトレーナーもいれば、患者さんのために学びたいという治療家にも出会います。ツアー現場で一緒に仕事ができた仲間も増えました。

法人化後、資格講習をスタートした日本ゴルフフィットネス協会のトレーナー認定者は550名を超え、ゴルフフィットネス指導者のネットワークは全国に広がりつつあります。

先日、第1回を迎えた日本ゴルフメディカル研究会の後、仲間と食事をすることが出来ました。お互いのサポート選手が話題に上がることもありますが、今回は女子プロテストのこと。「うぉ〜すごい選手だね!!」なんて話で盛り上がります。ただ根底は浮れることなくトレーナーの地位向上のためにも、結果に拘る姿勢は皆考えが同じでした。

個人商売。仕事の方向性において、時に孤独を感じることもあります。私自身も2004年に始めた頃は、まさに相談する相手も居ない「孤独」其のものだったかもしれません。しかし岡森さんとの出会いから、全国のトレーナー仲間の輪が広がり始めました。

かなり長い前置きですが(笑)、ゴルフを通じて多くの同志に出会うことができました。ゴルフに改めて感謝。そして、本日は岡森さんの誕生日でもありますので、感謝を込めて「お誕生日おめでとう」

これからもゴルフ界発展の為、生涯ゴルフ啓蒙のため、仲間で力を合わせ、夢を実現しましょう。


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