”乳酸菌がゴルフを変える”

心はどこに存在するのか、考えたことがありますでしょうか。

メンタル・精神・心...存在場所は、頭なのかそれとも胸にあるのか。

実際私自身も考えることがありますが、「此処にあります」と手を当てる場所は、胸や頭であることが多いように思います。


しかし、現在、自身の学びの中心である和合医療に携わられている医師の方たちは、胸でも頭でもなく、「腸にある」と言われます。

腸内細菌叢(ヒト マイクロバイオーム)、微生物たちが作り出しているとまで言われています。例えば世界のうつ病患者数は3億人(日本では120万人)を上回ると言われ、年間約80万人の方が自殺してしまう現実は世界的に大きな問題となっています。この「鬱」改善にも、ロンガム(ビフィズス菌)を大腸に直接噴霧する治療があるほどですから、菌の働きは計り知れません。


さて、今後の日本人の健康作り、予防医療の要になるであろう「腸内環境改善」は、スポーツパフォーマンスにも影響しています。私が担当する選手たちも乳酸菌を摂取し始め、既に成果を感じているようですが、飲んで即体感できるサプリメントとは違い、環境の構築にはそれなりの時間が必要です。特に最低3ヶ月は続けるようにアドバイスを行なっているところです。

具体的にどんな菌を飲用するのかは、今回は触れていませんが、安定した栄養吸収するためには、腸内細菌バランスがとても大切なんです。

腸内環境改善してからゴルフを始めるのは、順番が違いますが(笑)、練習と並行して進めていくことで、1日でも長くゴルフを続けられる健康なお身体作りに繋がるものと思っています。どんなに栄養価を考えた献立で食事しようとも、腸が栄養吸収できなければ摂取していないことと同じですものね。

腸は免疫力や栄養吸収だけの働きではありませんが、ヒトマイクロバイオームバランスが、非常に重要な健康条件であることをお分かりいただけると思います。

お一読いただけたら幸いです。

週刊ゴルフダイジェスト掲載


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