ゴルファーのコンディショニングとはなんだ
土佐で行われたこの大会は、石川遼プロが高校生でツアー優勝された直後だったと思います。
石川遼プロには、常にTVカメラや報道カメラマンついており、グリーン上の練習中はギャラリーまでも携帯を向けて盗み撮りしていました。パター練習中、シャッター音が鳴るたびに顔をあげていたように思い、なんとも気の毒に感じたことを思い出します。
さて、「ゴルファーのコンディショニングというものをどうやって作り上げるのか。」
当時教科書的なものが存在しなかったこともあり、接骨院を抜けて大会帯同を続けていました。
全国の同志に巡り合う機会もなかったこともあり、「今俺がやるしかない」なんて気合い入れていた時期でした。アマチュア競技ゴルファーのジュニアからシニアまで、男女の選手に行ないましたが、この時期の学びが、先のプロテスト・QT・ツアー中のコンディショニング作りにつながります。
通常ならば接骨院から「頑張ってね」と送り出すのが日常ですが、大会の朝・夜にコンディショニングを行ったらどうなのか、個人に向けた加減を学ぶべく全国どこでも出向きました。
今ではツアー会場にトレーナーがいることじたい日常となりました。
この時は高校生の大会ですし、ほとんど同業者はいなかったと思います。もちろん今は強豪校にトレーナーがいることも普通になりました。
私がホテルにベットを持ち込んでいると他の選手父兄から「うちの娘も見ていただけるのか?」そんな依頼を受けたものです。勿論、大会中に初めて触ることはしないので、答えはNOですが、どうしたらこういう人に来てもらえるのか⁈、選手間でそんな話があったと聞きます。
ただ試合前に、人が体を触ることのリスクも数多く経験した時期でした。
ゴルファーサポートの奥深さなのか、それが今でも続いている理由だと思っています。
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