技は盗む時代は終わりか
スタッフの技術向上について、少人数体制の時には目が行き届きましたが、人数が増えてきたらリーダーが後輩に指導する体制が整わないといけません。しかし一人の先輩(先輩の力次第になる)からの指導では技術に偏りが出ることもあり、スタッフ勉強会として長年行ってきました。
「技術は盗むもの」。こうして仕事を覚えてきた自分としては、「見て覚えなさい」とついつい発しますが、反応はあんまりないのです。「...........」。「仕事中に見る時間がない」と返答があることもあります。
今まで色んなやり方を試してきました。
時に、こういう(目で盗む)時代ではないのかと、考えることもありましたが、最近改めて思うことがあります。仕事を覚えよう、技術を高めようという意識の人材は、今の時代でも目で盗んでいるように思います。再現性や均一化など、どこでも言われている言葉ですが、人を相手にする医療従事者にマニュアルを覚えさせるだけなら、治療者が「人」である必要もなくなるかもしれません。
AIの時代と言われているからこそ、原点回避だと思う今日この頃ごろです。
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